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2010年1月25日 (月)

漢字一字

1995年に始まった、年末の行事の一つに、財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字を全国から公募し、その中で応募の最も多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として、京都の清水寺で発表されるというのがあります。各メディアでも「今年の漢字」として、テレビなどで紹介されます。去年は、「新」であったことは記憶に新しいことでしょう。

この「漢字一字」を研修に取り入れられている講師の先生もいらっしゃいます。それは研修のスタート時点で、参加者全員に、A3用紙の半分のスペースに、今、正直に感じていることを「漢字一字」で表現してもらうのです。それは、「時」や「考」など、日常の過ごし方であったり、職場での少し不安なことだったりします。それを自己紹介も兼ねて、全員の前で発表するのです。

そして、研修の終了時点で、A3用紙の残り半分に、研修を終えた今、感じていることを、同じく「漢字一字」で表現し直してもらうのです。朝のスタート時点では、「悩」や「煩」など、不安であったものが、研修を通じて「力」や「気」など、前向きの表現に変わることを期待するのですが、先生の話では、それよりも、どんな形であれ、意識に変革が生まれてくれていれば、それでよしとしたいとのこと。

私は、研修のスタート時点であれ、終了時点であれ、ただ「のんべんだらりん」と日常を過ごすのではなく、「今を考える」という所作に、この実習の意義があると思います。あなたの職場で問題はありませんか?という問いかけに、「何も問題はありません」と答えるのは、当事者意識や主体性のない人がいうことで、「問題がない」こと自体、問題だからです。

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