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2009年12月14日 (月)

なぜプレゼンするのか?

この前、ロジカルプレゼンテーション研修の立ち会いにいったとき、感じることがありました。通常のプレゼンテーション研修では、見せ方や伝え方に重点がおかれ、本番の発表演習は「学芸会」のようで、送り手の自己満足に終わりがちですが、ロジカルプレゼンテーションとなると、論理構成に重点が置かれるので、送り手の論理ではなく、受け手の理解に焦点が当たります。

研修のスタート時点で代表者が、自分の持ち寄った資料をもとに発表するのですが、その発表前に「想定されている背景」を聞き手に知らせる必要があります。どんな人が対象なのか、この発表で、何を期待しているのか」を問われます。それに答えてから、本番の発表に入ります。

これは、「何をプレゼンするのか」ではなく「なぜプレゼンするのか」を肝に銘じて、改めて発表にはいりますので、プレゼンする人は、たいてい「しどろもどろ」になります。それほど、私たちは、日頃、分かっているつもりでいるものの、実際は、受け手のことを意識しない資料の作り込み明け暮れているのでしょう。

ロジカルプレゼンテーションは「論理構成がしっかりできていればよい」と思いがちなのですが、その「論理・構成」が受け手にとって理解しやすい、分かりやすい論理構成になっているかが問われます。ですからプレゼンの資料作成は、「何をプレゼンするのか」ではなく、「なぜプレゼンするのか」なのです。

研修では、発表者も受け手目線(受講者目線)になるわけですから、一般の研修でも、講師の先生は「何を教えるのか」ではなく「なぜ教えるのか」という受講生目線になって研修を行ってほしいです。「自分の教え方はうまい」と自画自賛されている先生ほど「上から目線」の方が多く、こちらが期待する「受講生の潜在能力を引き出す」ことに無頓着で、ひとりで悦に入り「学芸会」をされているようです。

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