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2009年10月19日 (月)

種を蒔く、樹を植える

異業種交流会で知り合った、ある大手企業さんの研修センターを訪ねたとき、入口に掲げてある書をみて感じ入りました。「一年の計 真如樹穀、十年の計 真如樹木、終身の計 真如樹人」と書いてあり、意味を聞いてみると、人材育成の重要性を説いた中国の古典「管子」権修編に由来するもので、「一年の計を立てるなら穀物を植えるがよい、十年の計を立てるなら樹木を植えるがよい、終身の計を立てるなら人物を育てるのが最もよい」とのことでした。

いまの時代は、ますますグローバル化・IT化する一方で、消費者ニーズの多様化・高度化といった価値観の変化がすすんでいます。企業のあり方、そこで働く人たちの意識や環境のあり方も時代とともに変わってきました。結果、新たな経営課題として、情報力(ネットワーク化)、企画・提案力(サービス化)、開発力(ハイテク化)、コスト対応力(生産性・効率化の強化を迫られています。

これらは、すべて総合的な「人材レベルの向上」ということに尽きます。さまざまな課題や対策の根幹は、売り上げや利益や商品やお金でもない、「人そのものの育成」にあるといえます。その意味で「終身の計 真如樹人」というのは、ぴったりの言葉で、この研修施設が「樹人館」=「人を樹える」からきているのには感心させられました。

翻って私たち研修担当の仕事に当てはめて考えてみると、新入社員さんというのは、まさに大木になる種子で、植物は光と水さえあれば育つといわれても、土壌が腐っていれば元も子もなくなりますし、水をやりすぎても、かえって植物はそだたないので、試行錯誤を重ねている状態です。

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