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2009年4月13日 (月)

凍りついた光景

私にとって「凍りついた光景」というのは、コミュニケーションのない光景です。金曜日の通勤電車の中でのことでした。スーツに身を固めたOLらしき30代前後の女性でした。持っていたトートバッグを棚に乗せたのですが、中身の納まりがよくないのか、棚での座りが悪く、座席に座っている人の膝の上に落としてしまったのです。

ところが、落とした本人は、悪びれる様子もなく、落ちてきたバッグを、何事もなかったように、また棚に乗せました。普通は「ご免なさい」とか「すみません」と座っている人に、一言あると思いますが、素知らぬ顔で、無言でした。中身がきっと軽いものだったかも知れませんが、たとえノート一冊を落としても、同じかも知れません。

さらに驚いたことに、落とされた人も、膝の上に落ちてきたのですから、一言あるのを期待しているのかと思いきや、同じ年頃のこの人も、無反応でした。この人たちにとってはこれが普通なのでしょうか。日ごろ社内のコミュニケーションの向上に四苦八苦している私にとっては、想像もできない光景に、凍りつく思いでした。

先週も新入社員研修で外部の先生にお願いした「よりよいコミュニケーション研修」で、その時間を境にみんながイキイキと「自分から話しかける」ようになった彼らをうれしく見ていたのですが、この光景が余りにもかけ離れたものでしたので、考えさせられました。

私たちの社内では、まず考えられないことですが、自分たちが目指すコミュニケーションスタイルを身につけた新入社員が現場に配属されたとき、先輩がこのような無言のコミュニケーションスタイルであったらと思うとゾッとします。

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