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2008年8月25日 (月)

凛とした年配の女性

先日、新宿から小田急線に乗っていたときのことでした。私が座っていた後部席の向かい側から、年配の女性が、私の隣に座っていた外国人に、何やら話しかけているのです。隣を振り向くと、彼はゲーム機をカチャカチャ弄っていました。その隣に通訳らしい人がいたのですが、その人は漫画本のようなものを読んでいて、素知らぬ顔でした。

彼女が急に声を大きくしたのは、彼が携帯電話を取りだした時でした。彼女は彼の携帯を指さして「NO」と言ったのです。そこで彼は、携帯をしまい込み、またゲームに夢中になりました。今度は、彼女は通訳の人に向って、「その席は、シルバーシートだから、やめるよういって頂戴。」と注意したのです。

考えてみると、私も同じシルバーシートに座っていたのです。さらに、その年配の女性は、今度は立ち上がったと見るや、私の近くのドアにもたれて携帯メールをしていた若い女性に話しかけて、「さっき、放送していたでしょ、シルバーシートの近くでは、携帯はやめなさい。世の中、甘えていてはだめよ。」と凛とした物の言い方で諭しました。

何もそこまでやらなくとも、というご意見もあるかもしれませんが、私たちは、このような光景に出合った時は、車内放送を無視して電話をしている人に対しても注意したりしなくなりました。
通話も含めて「携帯の使用はご遠慮ください。」というアナウンスは、いったい何なのでしょうか?
ただ、放送すればよいと思う車掌さん、ただ聞き流せばよいという私たち乗り合わせ客。いまはもう、「凛とした」生き方をする人はいなくなったのでしょうか?

ちなみに、その年配の女性は、町田で多くの人が降りて、シルバーシートでない真ん中の方の席が空いたとき、その外国人と通訳の人に、「あちらに席が空いたから、お移りになったらどう?」と、にこやかに話しかけたのでした。

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