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2008年7月14日 (月)

誉め言葉の達人

コミュニケーション・スキルの向上研修では、いつも「相手の誉め方」というのが出てきます。これは、単に、儀礼的に「誉め言葉」を使うのではなく、相手を思う気持ちから、「素直に出てくる言葉」でなければなりません。ビジネス環境においては、その人の取った態度や行動、仕事に取り組む姿勢や表情、仕事の成果に対して、自分の気持ちを心から述べるものです。

日ごろから相手を見てあげていないくせに、外交辞令的な誉め言葉を使う人がいます。そのような人は、いつも決って誉め言葉が同じか、パターンが少なく、何となくうそっぽい気がします。特に、スーツやシャツなどの服装しか誉めることができない人は、この傾向があるようです。

うちの社にも「誉め言葉の達人」と呼ばれる部長がいます。誉め方がうまい、というより、仕事振りに対して実にタイムリーに部下を誉めることができる人で、人前で誉めたり、人のいないところで本人に直接に言ったり、誉めるTPOも、ちゃんとできているようです。

誉められた人は、「ああ、部長はいつも自分のことを見てくれている」ことがわかり、とても親近感が湧いてきて、その部長に対して、部下として報告、連絡、相談も、スムーズにできる、というのです。
この前、この「誉め言葉の達人」に、お話を聞く機会がありましたので、その秘密を伺ってみました。

上手な誉め言葉を教えていただこうとしたのですが、驚いたことに、彼は誉めることを、意識していないというのです。「強いていうなら、仕事をさせている部下を、いつも見ていることぐらいだ」というのです。そして言われたことは「君は、家に帰ったとき、奥さんを誉めていますか」という問いでした。
皆さんも、急に言われても、なんだか気恥ずかしくて言えないか、誉め言葉を思いつかない方が多いのではないでしょうか?

彼がいうには、なにも改まって誉め言葉を探さなくても、日ごろ家庭のことを任せきっているなら、あなたにしてくれたことを言葉で言い表せば良いといのです。「ああ、風呂を沸かしてくれたんだ」「シャツのアイロンをかけてくれたんだ」「部屋の掃除をしてくれたんだ」と、気がついたことをどんどん言葉に出して言えば良いというのです。

彼が教えてくれた万人に通じる誉め言葉は、「ありがとう」という言葉ではないでしょうか?

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