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2008年2月11日 (月)

お母さんのような先生

新入社員研修で今年も「コミュニケーション」のコマで、外部講師の方にお願いすることになっています。この研修機関は、コミュニケーション専門の会社で、何人もこの講座を担当できる講師を抱えておられるようです。すべて、ベテランの方で、研修担当としては、安心して1日をお任せしています。

中でも、この数年お願いしている先生は、決して講義はうまいとは言えないのですが、受講生の反応からみて、とても満足しています。新入社員には、社会人としての心構えをビシっと、植えつけていただくため、テキパキと仕切っていただけるよう、過去には、どちらかといえば、どんどん進めていただける先生を望んでいました。

ところが、この先生は、決して流暢にお話になるのではなく、動作もオバサンぽくて、見られたものではありません。ただ、受講生にわからせようと、一生懸命なのです。ちょうど、自分の子どもに言い聞かせるようにお話になるのです。ですから、1日の講義が終わったころには、ぐったりなのです。

それでも、受講生の評価は、受講後アンケートで「感動した」「感銘を受けた」「真摯に学べた」など、ベタ誉めなのです。休憩時間でも、先生がトイレに行く時間が取れないほど、受講生から質問や相談攻めなのです。他の先生では、どんなに素晴らしい講義・演習をされても、こうはいきません。

その秘密は、この先生は結果として、受講生に、自分たちの「お母さん」のイメージを抱かせるからです。研修後、受講生にコメントを求めると、何人もの受講生が「自分の母と同じくらいの年代なのに、自分たち何十人を相手に、頑張っている点」だと言うのです。きっと、この「お母さんのような先生」の言葉に、「自分のお母さん」のイメージをダブらせて受講していたのでしょう。

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