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2008年2月25日 (月)

輪投げゲーム

先日、プロジェクト・リーダーシップ研修の中で、輪投げゲームが演習に取り入れられていて、びっくりしました。輪投げといっても普通の子どものおもちゃで、スタンド足1本と投げ輪が5個なのです。5人一組になって、グループごと横にならび、ひとり5回、ある一定の距離から投げ入れて、数を競うとい単純なゲームです。

面白いことに、1メートル離れたところから50センチずつ等間隔に距離が長くしてあり、誰がどこから投げるかをグループのリーダーが決めます。ですから一番近い距離の人は1メートルの至近距離から、一番遠い人は3.5メートルの離れたところから投げるわけです。

先生の話では、このゲームもプロジェクトと捉えて、メンバーの意向を反映させて、成果物を得るのですから、正にプロジェクト・リーダーシップが要求されると言うのです。誰が、その距離から投げるのを決めるのはリーダーの仕事であり、メンバーの意見を聞いたうえで決定して実行させなければなりません。

あなたがリーダーであれば、どうされますか?メンバーの中で、自信が無く成功がおぼつかない人を最初に持ってきて、この人なら成功率が高いと思われる人を最後にもってきますか?通常は、このパターンが多く、点数はチーム合計で10~12程度だそうです。もちろん全部いれれば25点満点です。

この会の最優秀チームの得点は、17点でした。講師の先生がリーダーに作戦を聞きますと、「自信のある人で、この人ならやってくれるだろうと、メンバー全員が一致した人」を最初(至近距離)に持ってきて、まったく自信の無い人を、入れば儲けものといって、プレッシャーから解放してあげる意味で最後(最長教理)に決めたと言うのです。

この作戦が当ったのか、最初の人が5本とも入れたものですから、チームは盛り上がり、次に投げる人も、気楽に投げ入れることができます。両隣をみると、逆に自信の無い人をトップに持ってきたのか、この至近距離でもはずしていて、チームの士気は下がっているようです。このチームで最後に投げた自信の無かった人も、余裕をもって投げることができて、1本ですが貢献したのです。

リーダーとして、全員をよく観察して、話し合い、決めたことを実行するにあたり、モチベーションを保ち、結果を出す。たかが輪投げですが、考えさせられました。

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2008年2月18日 (月)

研修時の講師、営業、研担の役割

外部講師の先生を招聘して実施する研修は、講師の先生だけにすべて任せるのではなく、できる限り、事務局として、研修担当のスタッフが立ち会います。そして、研修機関にもよりますが、たいていの場合、その機関の営業の方が、スタート時点で立ち会ってくれます。

講師の先生にとっては、受講生さえ満足させれば、それでよいのかも知れませんが、「受講生が望んでいる研修」と「研修部署が期待している内容」が、時として、ずれている場合があります。それを防ぐ意味で、研修の企画段階から、営業さんと、内容について刷りあわせをさせていただいています。

講師の先生にも、打合せに入っていただくこともありますが、初期段階では、営業さんが、窓口になって、講師の先生と調整をしながら進めてくれます。もちろん営業さんがおられないところは、講師の先生と内容を詰めさせていただきますが、著名な先生の場合は、何度も足を運んでいただくわけには行かず、営業さん経由の方が有難いです。

ある研修機関の営業の方に聞いたのですが、「研修時の営業の立会いは意味がない」とおっしゃる先生がおられるそうです。きっと、素晴らしい先生で、どの研修にあっても、私たちの心配をよそに、受講生から、高い評価をお受けになるのでしょう。だからといって、他の先生が、皆、同じようだとは思えません。

かって、受講生から、非常に高い評価を受けていたセミナーがありました。ところが、研修担当部署では、評価が全く逆で、「確かに、楽しく分かりやすいが、演技が多すぎて、内容が期待したほどでない」と言うのです。このケースは、営業さん不在で、そのズレをすり合わせる機会がありませんでした。結局、そのセミナーは、大幅な研修プランの見直し時に、はずされていましましたが、惜しいことをしました。

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2008年2月11日 (月)

お母さんのような先生

新入社員研修で今年も「コミュニケーション」のコマで、外部講師の方にお願いすることになっています。この研修機関は、コミュニケーション専門の会社で、何人もこの講座を担当できる講師を抱えておられるようです。すべて、ベテランの方で、研修担当としては、安心して1日をお任せしています。

中でも、この数年お願いしている先生は、決して講義はうまいとは言えないのですが、受講生の反応からみて、とても満足しています。新入社員には、社会人としての心構えをビシっと、植えつけていただくため、テキパキと仕切っていただけるよう、過去には、どちらかといえば、どんどん進めていただける先生を望んでいました。

ところが、この先生は、決して流暢にお話になるのではなく、動作もオバサンぽくて、見られたものではありません。ただ、受講生にわからせようと、一生懸命なのです。ちょうど、自分の子どもに言い聞かせるようにお話になるのです。ですから、1日の講義が終わったころには、ぐったりなのです。

それでも、受講生の評価は、受講後アンケートで「感動した」「感銘を受けた」「真摯に学べた」など、ベタ誉めなのです。休憩時間でも、先生がトイレに行く時間が取れないほど、受講生から質問や相談攻めなのです。他の先生では、どんなに素晴らしい講義・演習をされても、こうはいきません。

その秘密は、この先生は結果として、受講生に、自分たちの「お母さん」のイメージを抱かせるからです。研修後、受講生にコメントを求めると、何人もの受講生が「自分の母と同じくらいの年代なのに、自分たち何十人を相手に、頑張っている点」だと言うのです。きっと、この「お母さんのような先生」の言葉に、「自分のお母さん」のイメージをダブらせて受講していたのでしょう。

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2008年2月 4日 (月)

商流

聞きなれない言葉ですが、私どもがお付き合い願っているベンダーさんから教えてもらいました。彼の会社は、実際の講師を派遣する研修機関とコラボレーションの形で、IT関連の研修を提供してくれています。「商流」というのは、英語で「Commercial Distribution」といって、研修に限っていえば、その仕事が、「どのような経路でなりたっているか」ということのようです。

具体的には、その研修の仕事は「弊社研修担当」⇔「彼の会社(研修窓口)」⇔「研修機関の営業」⇔「研修機関の講師」という流れですが、講師の先生が、ときどき無視して、「弊社研修担当」⇔「講師」で、日程の変更など直接されることがあるので、営業が無視された形になるので怒っていました。

確かに、営業が、仕事を受注して仕事の道筋をつけてしまえば、あとは、簡単なことですが、「商流」は、いつも頭においておく必要があると思います。講師の先生は、どちらかというと、ビジネスマンというよりアーチストですから、その点がお留守になるのは、わかるような気がします。

そういえば、講師の先生が、研修当日、営業と待ち合わせ時間を無視して、早くこられた場合、営業さんが待ちぼうけを喰ったりするだろうことは眼中になく、素知らぬ顔でスタートの準備をされているのを見かけます。

それとか、研修中に名刺交換をした受講生にメールを送ってみたりされます。

この前も、別の研修機関との打合せで、営業さんと一緒にきた講師の先生が、いきなり私の携帯番号を教えてくれといわれたのには驚きました。もちろん営業さんに私の携帯を教えてあり、研修当日は、営業さんと一緒にこられるのだから必要ないだろうと思うのですが、ご自分のことしか頭にないようです。「商流」を教えるマーケティングの先生でした。

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