« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月28日 (月)

論理的プレゼンテーション

プレゼンテーション研修といえば、どのベンダーさんのプログラムにもリストアップされています。面白いことに、効果的なプレゼンテーションスキルとして、ジェスチャー、動作、アイコンタクトなどと、説得力の要素としての話し方とか、話の組み立て方など、ほとんどが似たり寄ったりです。

私からみれば、やや総花的になっていることと、どちらかというとプレゼンテーションの「企画・構成」というより、「見せ方・伝え方」に重点を置いているものが多いようです。ところが、私たちが求めているものは、「見せ方・伝え方」も大切なのですが、それ以上に「企画・構成」を中心としたプログラムなのです。

というのは、営業の人がお客様に説明するにしても、あるいは社内で提案を聞いてもらうにも、何をどのように話して、納得を得るかが問題で、パワーポイントの画面の美しさやデリバリー技術のうまさだけでは、決して相手の了承を得られないのです。

最近はパワーポイントのスライド作成技術を教える講座もありますが、それとて画面づくりに時間を割いても、一見すばらしいプレゼンテーションなのですが、「何をどのように、分かってもらいたいのか」が見えないかぎり意味がありません。

ベンダーさんの話では、受講者は自分では論理的に「企画・構成」ができていると思いがちで、あとは「見せ方・伝え方」だけとカン違いされているのか、どうしても「見せ方・伝え方」中心のプログラムになってくるようです。

「論理的」とはどういうことか、論理的思考を速習して、説得力のある論理構成をつくる実習をしてくれるプログラムを探しています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年5月21日 (月)

研修のアウトソーシング

通常、ベンダーさんから研修講師の派遣をお願いしています。私たちの場合は、年間40本前後のカリキュラムを走らせているのですが、そのうち外部講師を招聘するのは4分の1程度です。それでも上司を含め3人で担当していますので、企画の段階から、実施完了まで結構手間がかかります。

それが仕事といえばそれまでですが、今までと違った企画で新しいプログラムを探すとなると話は別です。たとえば、いままで社内公募していた各種プログラムを入れ替えるといった場合です。

最近、当方が企画を立てれば、それに見合ったプログラムを持つ研修機関や講師の先生を手配して、研修を実施すると同時に、参加者への案内から受講歴まで管理してくれる会社があると聞きます。もっとも個人情報保護法の観点から、社内公募のシステムまで任せるのは如何かと思われますが、研修企画に重点を置くなら、研修実施部署はいらなくなります。

外資系の企業で進んでいるところは、新しいテーマが決まれば、ベンダーさんに言って、プログラムと講師を紹介させる場合、研修機関ごととか講師単位ではなく、ベンダーさん1社でよいから適切なプログラムと講師を複数紹介してもらい、その中で選択するそうです。

世の中ますます効率を極めれば、私たちのように新しいプログラムや講師の先生を探すのではなく、いいプログラムであれば、どのベンダーさんが持ち込んでくれてもいいわけです。まさに「プログラム有りき」で、この方式ですと、従来の付き合いある研修機関や講師の先生にお願いしてきたプログラムの陳腐化を防げるかも知れません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年5月14日 (月)

PMのヒューマンスキル

「プロジェクトの成否はリーダー次第」とは聞きなれた言葉ですが、CFTでいくつものプロジェクトを同時進行させる場合は、PM専門のリーダーというより、ひとりPMというか、いままでプロジェクトを担当したことがない人が、与えられた任務を全うするためCFTをこれから率いて行くことになります。

ここで問題になるのは、PMのテクニカルスキルは知識として充分理解していて自分の業務を遂行するには支障がないのですが、コミュニケーション等のヒューマンスキルが不足しているというので研修を依頼されるケースです。

いままで技術・開発部門の方々には、コミュニケーション・スキルの切り口で、チーム・ビルディング、コーチング、ファシリテーションといったリーダーシップ・マネジメントスキルの研修を実施してきたのですが、実際の業務に落とし込む段階では、これらの研修効果が発揮できていないのが現状です。

考えてみれば、テクニカルスキルとヒューマンスキルを別々にしているところに問題があるようで、PMであれば「プロジェクトの進行に合わせて、人の思考・行動特性の把握とそれに対応したチームビルディング・コーチング・ファシリテーション等の要素を盛り込んだ多くの実習で、体感的に習得できる」プログラムであればよいと思います。

ということで、いま「PMの各ステップや場面においてそれぞれのヒューマンスキルを合わせて理解・習得できる」プログラムを探しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 7日 (月)

『交渉』という言葉のイメージ

社内の大手顧客開発グループからの依頼で「営業交渉力」の先生にカスタマイズをお願いしました。講師の先生は、この種の研修は慣れておられるのか、スタート時点から、みんなに質問を投げかけて受講生を引き込もうとされていました。

その時のことです。「皆さんは『交渉』という言葉でどんなイメージを持ちますか?」と参加者ひとり一人に聞いて行かれました。皆さんは口を揃えて「難しい」「厭だ」「やりたくない」「めんどうなこと」など否定的で、講師の先生が期待される模範的な回答でした。

ところが最後に答えた人は「自分は交渉なんて意識したことがないので、強いていえば『相手に交渉している』と思わせないのが交渉と思います。」といったのです。

予期せぬ答えに講師の先生は、しばらく返す言葉を失われていました。答えた人は、そのグループのリーダーで、グループ顧客の半分以上は彼の開発によるものです。彼の言葉のイメージは、究極の答えであり、営業の実務から乖離しがちな講義内容のギャップを感じさせられた一瞬でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »