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2006年9月11日 (月)

見た目がいちばん?

人が他人に何かメッセージを伝えようとするときは、言葉を選び、話し方に気を付け、表情豊かに話すのがよいとされています。ところが最近ではメッセージを伝える人の「見た目」が時代をリードするキーワードになってきました。

私たちのプレゼンテーション研修やアサーショントレーニングなどに出てくる「メッセージの伝え方」では、話の内容や話し方よりも「見た目を大事にするボディランゲージが大半を占める」という教え方です。確かに選挙などでは政策や識見よりも候補者の見た目の印象に左右される傾向にあります。書店にも「人は見た目が9割」といった外観勝負の本が平積みされています。

思うに、いまの世の中、目に見える情報や出来事を追いかけることに明け暮れ、その奥にある「見えないもの」について考える余裕がなくなったように思います。テレビや雑誌、インターネットなどすべてが表に見えるものだけを提供する便利な世の中ですが、私たちはそれに馴れっこになり、見えない部分を想像する力を失いつつあるように感じます。

ですから、他人の苦痛や、その痛みに対する感覚も麻痺しがちです。視覚優位の傾向は強くなる一方ですが、研修では、「見た目がいちばん」ではなく「目に見えないものを見る」トレーニングでもあれば機会をみつけて実施したいです。

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